全国学力テスト

4月に実施された「全国学力テスト」の結果が、先日(8月27日)、文部科学省から発表されました。

 

それによると、静岡県は小6国語Aにおいて、全国最下位でした。

温厚な気候、おっとりとした県民性のせいなのでしょうか。

中学3年生は国語、数学とも全国平均を上回っていました。

 

ところで、ちょっと気になることがあります。

 

次の問題の中学3年生の全国の正答率が33.7%なのです。

 

問 「amの重さがbgの針金があります。この針金1mの重さは何gですか。a、bを用いた式で表しなさい。」

実は、同じような問題は小学校6年生の教科書にでてきます。

 

問 「長さが3/4mで、重さが9/5kgの鉄の棒があります。同じ鉄の棒1mの重さは何kgでしょうか。」(学校図書)

 

数字の部分が文字になってはいますが、考え方としては小学校レベルの問題なのです。

それなのに、3人に1人しか正答していないのです。

 

誰もかれも数学のエキスパートになる必要はありません。

日本の先進科学技術を担っていくのは、1/3の中のさらに何分の1、何百、何千分の1の人なのかもしれません。

 

でも、「中学生なら、せめてこのくらいの基礎学力だけは」と、思ってしまいます。

 

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コメント: 1
  • #1

    ミカド (水曜日, 11 9月 2013 16:04)

    「だし醤油」を使いますが、ラベルには必ず希釈明細が記載されています。茶碗蒸しの場合、本品が1とすると水6~8、おでんの場合、本品が1とすると水は7~10など。(ブルー文字の問題とは、ちょっと違うけれど。)
    ミカド、なかなか暗算で計算出来ず、ペンを持って希釈の計算してます。数学の基本は身につけていないと大人になって不便なこともあります・・・ミカドのように(;一_一)。