第68回 終戦記念日

戦争が終結して68年が経ちました。

 

陛下のお言葉にもあるように、多くの英霊が「祖国のために」と戦陣に散り、多くの無辜(むこ)の人々が戦禍に倒れました。

そのお一人お一人に人生があり、未来があった筈なのに・・・。

 

私たちの現在の繁栄はその延長線上にあることを忘れてはならないと思います。

 

共に戦ってきた戦友と、「靖国で会おう」と約束して散っていった英霊たちの心情を想うとき、胸に込み上げてくるものを禁じ得ません。

 

一国の首相が国民を代表し、その英霊たちに追悼と感謝の誠を捧ぐべく、靖国神社に参拝するのは当然のことだと思います。

しかし、今回、隣国との関係を悪化させるのを懸念し、参拝を見送りました。

一国の首相に対し生意気な言い方ですが、賢明な選択であったと思います。

 

私たちが英霊たちに報いるのは、今ここで無理して参拝することよりも、心の内で英霊たちを想い、「2度と戦争を繰り返さない」努力をするという一点に尽きると思うからです。

 

「国防軍」などというキナ臭さが漂っています。

他国の理不尽な侵略を許さない力も必要でしょうが、国民の見えるところで、十分議論して欲しいと思います。

 

ところで、私が今、この世に存在するのは実はこの戦争のお陰でもあります。

私の両親(共に故人)は戦時中、北京司令部で出会ったのですから。

もし、戦争がなかったら、二人の出会いはなく、私は存在していません。

複雑な心境です。

 

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コメント: 1
  • #1

    abc (金曜日, 16 8月 2013 13:09)

    自宅にいたので、テレビをつけ、12時時報に合わせ「黙とう」しました。